【遊戯王】今期の各デッキタイプについて

はじめに

最近風邪をひいてしまって家で寝て過ごすことが多かったんですが、療養に努めるために極力睡眠を取るようにはしていたものの限界がありました。人は無限には眠れません。

 

そんな起きている時間を無為に過ごすのもたまにはいいものですが、せっかく生まれた無駄な時間なのでこれを利用して今期(2018.10月1日〜)の各デッキの立ち位置的なものについて考えてみたいと思います。

 

今期は多種多様なデッキタイプが環境内に存在しており、デッキ選択に悩むことも少なくないでしょう。僕も幾度か迷走しました。

そこで環境に数多く存在するデッキの中でも特に使用者が多いデッキタイプについて各デッキの長所・短所を挙げてみようとする試みです。

 

普段こういった文章を書く機会は少ないので変な文章や表現になってしまうかもしれませんが、あまーく見てもらえたら嬉しいです。保身です。

 

 

今期の各デッキタイプについて

 

まず「使用者が多い」の基準からして曖昧なので、今回は自分が参加する事の多い"愛知CS"のデッキ分布を参考にしました。

 

 

この中から5人以上使用者のいる魔術師、リンク系、閃刀姫、オルターガイスト、サンダードラゴン、トリックスター、ガンドラワンキルにスポットを当ててみます。

以下、各デッキの自分の思う良い点、悪い点です。

 

 

魔術師

良い点

  • Pモンスターを複数場に送り出すことが出来れば展開が成立するため、特定のカードを引かなくても展開が成立する点。
  • リンク系に対して最強の効力を持つ 深淵に潜む者 のプレイが容易な点。

悪い点

  • サイド後の PSYフレームギアγ と ラーの翼神竜ー球体形 の板挟みに合う(スタンバイフェイズに深淵を使うかどうか)など先行展開が通った上で負け筋がある程度存在する点。
  • 手札誘発を大量投入するスペースがないため、リンク系とのマッチアップで1本目の勝敗がそのままマッチの勝敗になりやすい点。

 

リンク系

良い点

  • 展開の成立=勝ちとなるため細かいやりとりが必要になりづらい点。
  • 相手の誘発の有無や先後の結果が勝敗になりやすい点(裏を返せば悪い点とも言える)。

悪い点

  • 細かい構築の差(意識する誘発、メタカードへの回答など)が勝敗に直結するためメタの読み違えが深刻になる点。
  • 手札誘発を大量投入するスペースがないため、リンク系とのマッチアップで1本目の勝敗がそのままマッチの勝敗になりやすい点。

 

閃刀姫

良い点

  • メインデッキに多くの手札誘発を入れるスロットがある点。
  • 閃刀カードの多様さから高い対応力を持つ点。

悪い点

  • 閃刀起動ーエンゲージ や 閃刀姫ーレイ といった初動となる特定のカードを引けないとゲームが出来ない点。
  • 半魔導帯域 や 王宮の勅命 、魔法族の里 など食らったら即死級のメタカードが環境に複数存在する点。
  • 環境に 幻創龍ファンタズメイ を採用したデッキが存在する点。

 

オルターガイスト 

良い点

  • メインデッキに多くの手札誘発を入れるスロットがあり、オルターガイスト・マルチフェイカーの存在からメインギミックが手札誘発そのものの質を高めてくれる点。
  • デッキが回転した時に、早い速度で強固な盤面を形成できる点。
  • 環境で強いとされる閃刀姫に対して大きな効力を発揮する 魔法族の里 や 王宮の勅命、幻創龍ファンタズメイ などをメインから無理なく採用できる点。

悪い点

  • レッド・リブート や インスペクト・ボーダー といったメタカードに対して脆弱な点。
  • オルターガイスト・メリュシーク や パーソナル・スプーフィング といった初動群や初動群はあるが罠カードがないなどの事故要素があり、そういうゲームはもっさりとした展開になりやすい点。

 

サンダードラゴン(恐竜サンダードラゴン)

良い点

  • サーチカードを伴わないデッキはごく稀なため、 超雷竜ーサンダー・ドラゴン がどのデッキに対してもある程度有効な点。
  • 超雷竜ーサンダー・ドラゴン、ナチュル・ビースト、深淵に潜む者、究極伝導恐獣、オーバーテクス・ゴアトルス、トポロジック・トゥリスバエナ、御前試合など展開先の蓋の幅が多岐にわたるため、様々なデッキに対しての対抗手段を擁している点。

悪い点

  • どの先行展開に関しても一定数返される可能性をはらんでいるため、リンク系ほどの先行時の勝率が出せない点。
  • デッキ内の噛み合わせの悪いセットを引いてしまう事故が一定以上ある点。

 

トリックスター

良い点

  • メタ対象に合わせて罠多め、召喚獣入り、誘発多め、後攻型、変わったところだとメタビートにトリックスターギミックを出張させたものなどの選択肢が取れ、構築の幅が多岐にわたる点。
  • 環境で幅広く刺さる 御前試合 を無理なく採用できる点。

悪い点

  • レッド・リブート や インスペクト・ボーダー といったメタカードに対して脆弱な点。
  • メインギミックで妨害を用意することが基本的に出来ないため、トリックスター部分を他の部分と程よく引くことが要求されることから手札の要求値がある程度高い点。

 

ガンドラワンキル

良い点

  • 先行展開の成立=ワンキルの成立となるためターンを返す必要がない(展開して返される〜などの危険性がない)点。
  • 外神アザトート などの存在から理不尽なゲーム(対戦相手からするとやり取りのしようのない試合)を押し付けることができる点。

悪い点

  • 環境内に 無限泡影 を採用したデッキが一定数存在するため、増殖するG をプレイされた際に 半魔導帯域 や レッド・リブートなどのサポートがない限りワンキルに到達することが困難であり、外神アザトート の成立後ですらワンキルが止まる可能性を孕む点。
  • ワンキルに必要なパーツに大半のエクストラの枠を埋められてしまい、自由枠と言えるスペースがほぼない点。

 

 

以上となります。

 

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

あくまで僕の主観的な意見ではありますが、どのデッキが正解!最強!板!ってことはなくて、どれを選んでも満足or後悔する可能性があるよ、ってことが言いたかったんですけど伝わっていたら嬉しいです。

上に挙げた6種類のデッキタイプにはどのデッキにもある程度無視できない範囲の欠陥ないし弱点を抱えており、裏を返せばどのデッキにも一定以上使おうと思うに値する魅力的な部分があります。

 

この記事を書こうと思ったきっかけは僕の質問箱に投稿されていた

 

「今の環境トップは展開系でしょうか?」

 

という質問からですが、今期は特に環境内のデッキタイプが多くて、上に挙げた6種類以外にも セフィラやサイバードラゴンなど良さそうなデッキはいくらでもあります。

結局のところそれを選ぶのは自分なので、好きだ、強いと思う、そんなデッキタイプを選ぶのが一番いいと思いますと書いてこの記事を終わりとします。

 

 

何かありましたらTwitter(@miiiiiikunn)や質問箱にコメント頂けたら反応出来ると思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

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